かけ込みサーバリックス
連日のサーバリックス接種者ご来院である。こんな小さな診療所に毎日1ダースくらいの接種希望者がやってくる。通常診療の合間に予防接種するのだから、常連さん達はみなビックリ!「なんでこんなに混んでんの」。いつものこの時期ならば、患者さんは少なめで、医療機関全体で患者数は減る時期。とくに小さな院所では、インフルエンザや風邪といった疾患が流行するまではヒマなはずのです。夏場から秋にかけては、俗に・・・
柿が赤くなると医者は青くなる
と言われる所以でもある。この時期は過ごしやすく健全な時期なのだ!
それが今年は、インフルエンザの予防接種前に一つピークがやってきた。子宮頸がんワクチンの公費接種対象者の接種期限がせまってるからだ。一時期は在庫がなくなってしまい受けさせたくても受けられない期間もあって、それが再開されると同時にポチポチと接種希望者が押し寄せていたのだが、やっぱ新しいワクチンだけあって不安感もあったのだろう。一気に増えることはなかったのだ。ちょっと様子見します、、、みたいな感じ
それが公費での助成は3月までと保健所から案内が届いたからたまらない。ナイと言われると受けたくなるのが人の性か!ドッと希望者が押し寄せることになった。といってもタブン本人希望ではなくて親の希望、、、それも母親の強い希望だろうナ。医療は流行に左右されるものじゃない。安易な判断で受けに来るな!とまで強くは言はないが、というか正直この閑古鳥の時期に外来が賑やかなのは、ある意味嬉しい誤算でもあるのだ
が、しかし、ワクチン接種を提供する側とはいえ、もそっと冷静にはなれないものだろうかと思ってしまう。皆一様に情報不足な感を否めぬ。果たして「子宮頸がんワクチン」について、この母親達はどれだけの情報集めたか?集めようとしたのだろうか?ちょっと疑問に思うのだった。流行りものに飛びつくだけでいいのかな?
ナイと言われれば受けたがり、締め切り期限が迫ると慌てる
新型インフルエンザのワクチン騒動の時。国内生産分では足りないと、慌てて輸入ワクチンを手配した。輸入ワクチンには「アジュバント」(Adjuvant)免疫賦活剤が入っているからキケンと言われ。皆、国産ワクチンを欲しがったことは記憶に新しいが、実はサーバリックスにもアジュバントは含まれている。だが誰も騒がない。誰も知らないで撃ちに来る。アジュバント添加の事実は聞かれないから知らせないのが現状だ。しかしアジュバント添加の事実や、その中身とか・・・あえて・・・知らせなくても良いのか?確かに聞かれたことは一度も無いけども
医療の溝、プロとしての医療人と「素人」としての患者の間の溝。お互いが歩み寄る姿勢が必要と思う。プロに任せきりでもいけないし、面倒だからと説明を省くのもプロにあるまじき行為だとも思う。ムムム・・・所詮。医事ってのは素人に毛が生えた程度だから、口をはさんだりはしないけれども。ちゃんと質問してくれる患者さんの方がコッチも安心なのだった