チラー人

気象庁は「東北地方太平洋沖地震」と命名したらしいが、マスコミ各社はそれぞれ「東北関東大震災」、「東日本大震災」、「東北・関東大地震」、「東日本大地震」、「3・11大震災」、「東北・関東大震災」、、、様々な呼称が用いられてるようです。確かに気象庁の「東北地方太平洋沖地震」は長く言い回しがくどい感じです。個人的には「東北・関東大震災」が的を得ている、、、あくまで個人的感想ですが

チラーヂン供給停止

とのニュースが入ってきました。「チラーヂン」とはどこかの宇宙人の名前なんかじゃありません。正式名称は「チラーヂンS」。甲状腺機能低下症の治療に使われる唯一の薬です。「甲状腺ホルモン薬」で、ほとんどの患者は一生涯飲み続けなくてはならない薬です

で、このくすり「あすか製薬」という会社のみが、福島県のいわき工場でのみ製造していました(国内占有率96%)。過去形です。この震災であぼーん!製造停止です。ジェネリックも一社「サンド」がありますが、そもそも価格が安いい薬なので、他のジェネリックメーカーの参入がありません。サンド社も大量生産できませんので、今まで納入した業者以外には下ろせない。というか製造が追いつかない・・・よってこちらも入手困難だと

甲状腺という疾患自体がなじみが薄いかと思われますが。重症な方だと、薬が手に入らないような事態がつづくと命に関わります。委託による緊急製造と、国外緊急輸入の手立てが必要と考えられます。前者はすぐには不可能ですし、そもそも儲けの少ない薬ですので、どこか手を上げるところがあるか・・・また緊急輸入には、関税や薬事承認緩和など超法規的措置がないと対応は難しい。まだ政府の動きはないようですが早急な対応が必要です

そもそも、薬価制度自体が「市場原理」まかせになってた感がします。儲からない薬はどこもつくらなくなります。優れてはいるが安すぎて撤退していった薬はこれまでもいくつかあります。今回のようなある患者さんに絶対必要な薬が欠乏する事態がおきることは健全な薬品行政とはいえないと思います

で、チラーヂンですがもともと長期投与が可能な薬で、手持ちを多く所持してる方は、あまり慌てないでください。市場の在庫も幾分あります、ただ必要な方の手に確実に渡るようにするためには、当面2週間投与を原則とする予定ですので、ガソリンや乾電池のように買いだめには走らないでください!

そもそも保険適用には重複投与はできません!

政府の無策ぶりに一番憤慨してるのは、実は!甲状腺機能低下の持病を持つうちのDrだったりします

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